ケムマキです。
12月19日、下田ハッピープロジェクト企画、下田市・下田市観光協会主催の下田30カラーズプロジェクトモニターツアー 「下田黒船物語」編に参加しました。
書店などで販売されている伊豆のガイドブックなどで下田の紹介されるのはせいぜい2~5ページぐらい。
そのなかではなかなか紹介されない、埋もれてしまっている下田の魅力を、地元発信で30色のカラーになぞらえて紹介しているリーフレットが下田30カラーズ。
下田ツウであれば、そのリーフレットを手に自分で自由に回れるのが魅力ですが、初めての下田旅行でも簡単にガイド付きで下田30カラーズの紹介する魅力を体験したい人向けにツアー化できないかと模索している中で、今回のようなモニターツアーが実施されている。
今回のモニターツアー 「下田黒船物語」では、黒船来航、ペリー来航とその当時の時代背景にスポットを当てたガイドツアーです。
今回のガイドを担当してくれるのは、下田の龍馬こと、増田健太朗さん。
NPO伊豆のせんたんコンシェルジェの代表でもあります。
増田健太朗さんは、龍馬の扮装をして下田で幕末に焦点を当てたガイドツアーを行っています。
なぜ龍馬かというと、下田は龍馬の脱藩の禁が許された地ということで繋がりがあるのです。

ガイドの増田健太朗さん
まずは、ペリーの気分になって海から下田の景色を見ようということで、船に乗ります。
本来であれば、黒船を象った遊覧船サスケハナ号に乗船するのですが、この日は定期点検中ということで代替船です。

黒船サスケハナ号の代替船としてこちらの千石船に乗ります。

通常は有料ですが、今回はモニターツアーということで参加者は無料乗船です。

風は冷たかったけど天気は前日から回復して晴れときどき曇り。乗船時は気持ちの良い晴れでした。

海から下田の海岸線と街を見ます。

かもめの群れが海上で休憩中

写真の場所は、道の駅下田開国みなとから車で2分ほどにある弁天島。かつて吉田松陰が黒船に密航しようとした場所です。
午後からはもう一つのジオパークをテーマにしたモニターツアーに行きますが、この白い地層が白浜層群という地層。大昔海底火山から隆起してできた層が下田の地盤となっていますがこの白い地層から、比較的浅い海で堆積したものとされています。



下田の街に戻って、街の中にあるスポットを回ります。

街の中にも当時の面影を残す、伊豆石の建物や、なまこ壁の建物が今なお残っています。

ペリーが上陸した場所へ移り、現在の姿と、残されている当時の資料を見比べて思いを馳せます。
そしてペリー一行も歩いたとされる道を通り、ペリー上陸記念碑とペリーロードへ向かいます。


このあたりには干物屋さんも多く、街のいたるところで天日で干物を干している風景も目にします。
イカも季節でこの時期はイカを干しているのも多く目にします。
下田といえばキンメダイやイセエビ、アワビ、サザエなどが有名ですが、実はイカも名産です。

途中、明治20年創業で今も残る土籐商店に寄り道しました。

もう、すべてがレトロ感満載といった感じ。奥に見える冷蔵庫も今ではなかなか無いレトロな冷蔵庫です。

古い看板がいっぱい飾られてたりします。

もともと酒屋さんですが、店内を解放し自由に見学できたり、独特の下田お土産を売っています。

保命酒:当時の文献からペリーも飲んだとされるお酒を再現。

保命酒の酒粕を使って作られた飴や

アイスも売ってます。

レトロなキリンビールの電光板

近くにはなまこ壁の家なんかも残っていて、レトロな町並みです。

昭和湯 今も営業している銭湯ですが、名前のとおり昭和を感じる佇まいになりました。もちろん下田温泉です。

伊豆石の塀 マーブル模様が綺麗です。 加工しやすい伊豆石は当時から塀などに加工しやすく建材として用いられていました。江戸城の建材としても使われています。

なまこ壁は瓦を並べて、継ぎ目にかまぼこ状に漆喰を塗り固められた工法で作られた壁で、防火、防水に優れていました。

伊豆石の蔵

ペリー上陸の記念碑は紫陽花の名所として知られる下田公園の下にあります。

ペリー像

ここから見る下田の街は、稲生沢川の河口から下田の港に並ぶ漁船と町並み、そして民話では日本一の富士山のお姉さんとされる下田富士が見えます。

上陸記念碑から徒歩1分のペリーロードに向かいます。

ペリーロードのあかりは、ガス灯です。最近では珍しいですね。

下田市のまち遺産にもなっている旧澤村邸

現在は開放されていて、見学することができます。

古い軍艦の大砲もあったりします。ここの他にも下田には大砲や碇が街のいろいろなところにあるんです。

ここペリーロードは昔の面影を強く残したとおりですが、おしゃれなお店やおいしいお店も集まってます。
ここは今年OPENしたフラムジャックというお店。おいしいと評判です。

こちらは今日お休みでしたが、草画房というカフェ。落ち着いた雰囲気で観光客に人気です。

下田の老舗的喫茶店ペペ。昔ながらの喫茶店でナポリタンやピラフがおいしい。

ペリーロードには伊豆石の建物が多く残ってます。

パスタと雑貨のお店 ページワン フレッシュなトマトのパスタが好きです。こちらも今日はお休み。

SOULBAR土佐屋 下田の音楽好き・女性・サーファーなど多くの人に人気の店。昔、坂本龍馬が2階で酒盛りしたなんて話もあります。

志満田さんも落ち着いた雰囲気で食事ができます。

ペリーロードを進むと突き当りには、日米和親下田条約の締結の舞台となった了泉寺にたどり着きます。

了泉寺宝物館では、当時の貴重な資料を見ながら説明と伝わる昔の話を聞くことができます。

更に場所を移動して

宝物館にも展示していない貴重な絵巻物を見せていただきます。
この絵巻物には当時の様子が絵で記されていて、日本で最初に街全体を歩ける遊歩権が与えられたペリー率いるアメリカ人と、普通の生活をしていた下田の町民との触れ合いの様子を聞くことができました。
日本で最初に英会話が浸透したのが交流の必要に迫られた下田の街ということです。

ツアーの最後は欠乏所跡に建つ平野屋さんで珈琲をいただきます。


店内も少しレトロな感じ。

格子状に貼られた色ガラスの窓が雰囲気いいです。

珈琲のお共にと、主催者から下田ミルクあんぱんをいただきました。下田あんぱんは市内平井製菓さんの商品でお土産として人気があります。フワッとした美味しいアンパンです。
このモニターツアー、今後もテーマを替えて開催する予定ということで、興味がありましたら是非次回参加してみてください。
モニターツアーに関する詳しいお問い合わせは下田市観光協会へ。
0558-22-1531
12月19日、下田ハッピープロジェクト企画、下田市・下田市観光協会主催の下田30カラーズプロジェクトモニターツアー 「下田黒船物語」編に参加しました。
書店などで販売されている伊豆のガイドブックなどで下田の紹介されるのはせいぜい2~5ページぐらい。
そのなかではなかなか紹介されない、埋もれてしまっている下田の魅力を、地元発信で30色のカラーになぞらえて紹介しているリーフレットが下田30カラーズ。
下田ツウであれば、そのリーフレットを手に自分で自由に回れるのが魅力ですが、初めての下田旅行でも簡単にガイド付きで下田30カラーズの紹介する魅力を体験したい人向けにツアー化できないかと模索している中で、今回のようなモニターツアーが実施されている。
今回のモニターツアー 「下田黒船物語」では、黒船来航、ペリー来航とその当時の時代背景にスポットを当てたガイドツアーです。
今回のガイドを担当してくれるのは、下田の龍馬こと、増田健太朗さん。
NPO伊豆のせんたんコンシェルジェの代表でもあります。
増田健太朗さんは、龍馬の扮装をして下田で幕末に焦点を当てたガイドツアーを行っています。
なぜ龍馬かというと、下田は龍馬の脱藩の禁が許された地ということで繋がりがあるのです。

ガイドの増田健太朗さん
まずは、ペリーの気分になって海から下田の景色を見ようということで、船に乗ります。
本来であれば、黒船を象った遊覧船サスケハナ号に乗船するのですが、この日は定期点検中ということで代替船です。

黒船サスケハナ号の代替船としてこちらの千石船に乗ります。

通常は有料ですが、今回はモニターツアーということで参加者は無料乗船です。

風は冷たかったけど天気は前日から回復して晴れときどき曇り。乗船時は気持ちの良い晴れでした。

海から下田の海岸線と街を見ます。

かもめの群れが海上で休憩中

写真の場所は、道の駅下田開国みなとから車で2分ほどにある弁天島。かつて吉田松陰が黒船に密航しようとした場所です。
午後からはもう一つのジオパークをテーマにしたモニターツアーに行きますが、この白い地層が白浜層群という地層。大昔海底火山から隆起してできた層が下田の地盤となっていますがこの白い地層から、比較的浅い海で堆積したものとされています。



下田の街に戻って、街の中にあるスポットを回ります。

街の中にも当時の面影を残す、伊豆石の建物や、なまこ壁の建物が今なお残っています。

ペリーが上陸した場所へ移り、現在の姿と、残されている当時の資料を見比べて思いを馳せます。
そしてペリー一行も歩いたとされる道を通り、ペリー上陸記念碑とペリーロードへ向かいます。


このあたりには干物屋さんも多く、街のいたるところで天日で干物を干している風景も目にします。
イカも季節でこの時期はイカを干しているのも多く目にします。
下田といえばキンメダイやイセエビ、アワビ、サザエなどが有名ですが、実はイカも名産です。

途中、明治20年創業で今も残る土籐商店に寄り道しました。

もう、すべてがレトロ感満載といった感じ。奥に見える冷蔵庫も今ではなかなか無いレトロな冷蔵庫です。

古い看板がいっぱい飾られてたりします。

もともと酒屋さんですが、店内を解放し自由に見学できたり、独特の下田お土産を売っています。

保命酒:当時の文献からペリーも飲んだとされるお酒を再現。

保命酒の酒粕を使って作られた飴や

アイスも売ってます。

レトロなキリンビールの電光板

近くにはなまこ壁の家なんかも残っていて、レトロな町並みです。

昭和湯 今も営業している銭湯ですが、名前のとおり昭和を感じる佇まいになりました。もちろん下田温泉です。

伊豆石の塀 マーブル模様が綺麗です。 加工しやすい伊豆石は当時から塀などに加工しやすく建材として用いられていました。江戸城の建材としても使われています。

なまこ壁は瓦を並べて、継ぎ目にかまぼこ状に漆喰を塗り固められた工法で作られた壁で、防火、防水に優れていました。

伊豆石の蔵

ペリー上陸の記念碑は紫陽花の名所として知られる下田公園の下にあります。

ペリー像

ここから見る下田の街は、稲生沢川の河口から下田の港に並ぶ漁船と町並み、そして民話では日本一の富士山のお姉さんとされる下田富士が見えます。

上陸記念碑から徒歩1分のペリーロードに向かいます。

ペリーロードのあかりは、ガス灯です。最近では珍しいですね。

下田市のまち遺産にもなっている旧澤村邸

現在は開放されていて、見学することができます。

古い軍艦の大砲もあったりします。ここの他にも下田には大砲や碇が街のいろいろなところにあるんです。

ここペリーロードは昔の面影を強く残したとおりですが、おしゃれなお店やおいしいお店も集まってます。
ここは今年OPENしたフラムジャックというお店。おいしいと評判です。

こちらは今日お休みでしたが、草画房というカフェ。落ち着いた雰囲気で観光客に人気です。

下田の老舗的喫茶店ペペ。昔ながらの喫茶店でナポリタンやピラフがおいしい。

ペリーロードには伊豆石の建物が多く残ってます。

パスタと雑貨のお店 ページワン フレッシュなトマトのパスタが好きです。こちらも今日はお休み。

SOULBAR土佐屋 下田の音楽好き・女性・サーファーなど多くの人に人気の店。昔、坂本龍馬が2階で酒盛りしたなんて話もあります。

志満田さんも落ち着いた雰囲気で食事ができます。

ペリーロードを進むと突き当りには、日米和親下田条約の締結の舞台となった了泉寺にたどり着きます。

了泉寺宝物館では、当時の貴重な資料を見ながら説明と伝わる昔の話を聞くことができます。

更に場所を移動して

宝物館にも展示していない貴重な絵巻物を見せていただきます。
この絵巻物には当時の様子が絵で記されていて、日本で最初に街全体を歩ける遊歩権が与えられたペリー率いるアメリカ人と、普通の生活をしていた下田の町民との触れ合いの様子を聞くことができました。
日本で最初に英会話が浸透したのが交流の必要に迫られた下田の街ということです。

ツアーの最後は欠乏所跡に建つ平野屋さんで珈琲をいただきます。


店内も少しレトロな感じ。

格子状に貼られた色ガラスの窓が雰囲気いいです。

珈琲のお共にと、主催者から下田ミルクあんぱんをいただきました。下田あんぱんは市内平井製菓さんの商品でお土産として人気があります。フワッとした美味しいアンパンです。
このモニターツアー、今後もテーマを替えて開催する予定ということで、興味がありましたら是非次回参加してみてください。
モニターツアーに関する詳しいお問い合わせは下田市観光協会へ。
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